ボットクスという治療法を最近よく耳にしますね。しわ治療に効果が絶大でアメリカでは大ブームになっているとか。ボトックスは注射をするだけで切らずに整形ができるため、プチ整形と呼ばれたりします。
どんな原理なのでしょう?効果は長続きするのでしょうか?副作用や事故の報告は?
ボトックス法のメリットとリスクをきちんとお伝えします。

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塗るボトックス、アルジルリン

塗るボトックス」と呼ばれる美容液があります。
えっ、ボトックスって注射でしょ? 注射しなくて塗るだけでいいボトックスってあるの? すごく耳寄りなお話ですね。

「塗るボトックス」の正体は、新開発された「アルジルリン」という成分を含んだ美容液などです。ボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)を利用したボトックスとは成分も効果のメカニズムもまったく異なるものです。
また、アメリカのアラガン社の製品でもありませんので、登録商標であるボトックスの名は本来、使えません。「塗るだけでボトックスと同じ効果を得られる」ということで、いつからか一般的に塗るボトックスと呼ばれるようになりました。

では、そのアルジルリンとは何なんでしょうか。
アルジルリンはスペインの会社が、ボトックスに代わる成分として開発したと言われています。スペインは美容先進国ですが、ボトックス注射が法律で禁止されています。そこで、しわ治療のためボトックスと同じ働きをする成分の開発を急ぐ必要があったのだそうです。2002年に米国で発行された製造や組成関連の特許は、現在、スペインのLipotec社が保有しています。

アルジルリンの作用メカニズム

アルジレリン(Argireline)とは、6個のアミノ酸が結合したヘキサペプチド-3(hexapeptide-3)のことです。アミノ酸6個ですから化学物質の構造としては至って簡単です。

アルジルリンは、神経伝達物質であるアセチルコリンを含む小胞がシナプス前膜と膜融合を起こして神経伝達物質をシナプス間隙に放出する段階を阻害する作用がある、とされます。
つまり、ボトックスと同様の作用により、筋肉の緊張を解くと考えられます。

おそらく、その浸透はボトックスの皮下注射に及ばないと考えられますが、しわの消去のほかにも皮膚の滑らかさや保湿等、肌全体の改善を促す作用も期待できる、とされています。


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