
本来、ボトックスとは呼べないボトックス製剤があります。アラガン社が関与しないボツリヌストキシン製剤です。もし、アラガン社製ではないのに、ボトックスを名乗っていたら、明確な登録商標違反です。
それでは、どんな製剤が出回っているのか、ご説明しましょう。
中国製 BTXAは安価です。
ただ、成分には豚のコラーゲン(ゼラチン)が入っているため、アレルギー反応が比較的高率に見られます。また、品質管理上の問題があり、ボツリヌストキシンの単位数が、最大20倍を超えるばらつきがあります。
つまり、知らないうちに、規定量の10倍の濃度の注射を受けていることがあるという訳です。ボツリヌストキシンA型は、その性質上、1回に大量の成分の注射がなされると、抗体作られてしまい、その後、一生、ボツリヌストキシンA型による治療が無効になってしまいます。業者が安価で購入できると、医療機関へアプローチを繰り返す粗悪品です。
中国製 BTXAは、アラガン社製のボトックスの1/4〜1/5の価格での購入可能だそうです。この薬剤を注射されてまったく治療効果がなかったという告訴が最近増えているそうです。
気をつけたいのは、かなり大手の美容外科クリニックが、ディスカウントでボトックスを施術するために当然のように使用しています。治療を受ける前に、必ず薬剤の名称を確認ください。
効果が薄く、納品時にはクリニックにクール便ではなく普通の宅急便で送られてくるそうです。本国において、しっかりと保管温度管理がなされたものであれば、中国製よりましかもしれません。安定性が確認されておらず、避けた方が無難です。
韓国製にしろ中国製にしろ、いずれも名だたるコピー天国の薬剤です。韓国の昨今の工業製品のレベルは格段に向上しましたが、中国のそれはひどいものです。昨今の中国食品や薬品による死亡事故や健康被害を見ても、この国の品質やメーカのモラルが信じられないことは明白です。中国製の薬剤などを利用するのは自殺行為です。
ボトックスは注射という簡便な施術で、比較的副作用も少ないため、さまざまな用途に利用されていますので、ボトックスでしわ治療、多汗症・小顔・ふくらはぎにもを参考にされて、クリニックを選んだら、とことん先生と話し合ってください。金儲け主義のクリニックは、それでうるさがってあなたを追い払うでしょう。